無知の恥
はじめまして。現在高校2年生のたまです。
初めての記事なので、自己紹介でもしようかなと思います。
私は地方の公立高校といういわゆるFラン高校に通っています。自称進学校ってやつです。笑
それでも中には驚かされる考えを持っている子もいるし、普通に勉強出来ちゃう子もいます。
私の友達に、Y君という少し変わった哲学好きな子がいます。
ある日の英語の授業で、
『犬は人の暮らしに合わせるように、(言ってみれば人の都合の良い風に)進化してきた』
という長文を読んだあと、先生が
『盲導犬や補助犬などといった犬は人々を支えているが、その犬たちの幸せために私達が出来る事は何かないかな?』
と私達に向かって尋ねました。ちなみに先生の中での模範解答は『犬の事をもっと理解して連れて入れる事の出来る場所を増やす』でした。
Y君の解答はこうです。
『犬の幸せなんて人間が考えることではない。考えたところでそれは人間が思う犬の幸せであって本当の犬にとっての幸せとかけ離れている事だってある。』
……私はこの時、固定概念という言葉の恐ろしさを知りました。
人間は時に全てを分かっていると錯覚してしまいます。何かを分かろうとすることも必要ですが、時には干渉しないことも大切なのかもしれません。分かったつもりでいる怖さと醜さは酷いものです。
面白い出来事でした。またY君をちらつかせます。最後まで読んでくださり有り難うございました。
皆さんに良い明日がありますように。